依頼主:40代女性
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依頼主のご主人は最近になり帰宅が遅くなる事が多く、しかも給料を家に入れなくなった。
実はご主人は3年前に一度浮気した事があり、依頼主が「以前の女性とよりが戻ったのでは?」と思い悩み、
弊社に調査を依頼。今回も浮気なら離婚を覚悟しているとのこと。 -
ご主人の尾行を開始。公務員のため毎日決まった時間に仕事が終わるのに、アフターファイブに会議や友人との付き合いがあり、
行動パターンが一定しなかったため、いつ・どんな時に浮気が実行されるか予測が困難だった。
そこでご主人が安心して「コト」を起こせるよう、依頼人へ実家へ帰る、もしくは旅行に行くなどの口実を作り、
家を空けていただく事を提案した。依頼人が旅行へ出かけた後、ご主人はしばらくして外出。駅前のパチンコ店に入り、
食事も摂らずひたすらパチンコを打ち続け、結局閉店までパチンコに興じていた。その後、近くの麻雀店へ。
浮気相手との逢い引きが予想されたが、結局午前2時まで麻雀に熱中。その後はまっすぐに帰宅した。翌日も外出、行き先は競馬場だった。 -
前日の19時間にも及ぶパチンコと麻雀、2日目は競馬。調査の結果、「浮気」の事実は出てこず、逆にギャンブルにのめり込んでいる事実が判明。
ご主人の帰宅時間が遅いのも、生活費を入れないのも浮気のせいだと思い込んでいた依頼主は意外な様子だった。依頼主がご主人を問いつめると、ギャンブルの負けが込んで、サラ金にも手を出している事実も…。
その後、2人で話し合った末に、ご主人はギャンブルを辞めると約束、「2人で頑張って借金を返し、もう一度やりなおそう」という結論に。
こういったように、調査の結果、依頼内容とは違った事実が判明する事もある。今回は借金というおまけがついていたため「めでたしめでたし」とはいかない。
しかし、このご夫婦のように「離婚」という最悪の結果は免れ、「2人で力を合わせて借金を返していこう」と、前向きな未来が描けるようになったことは喜ばしい事である。
依頼主:60代男性
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依頼主の娘さん(以下Aさん)は既婚者で、キャリアウーマン。
Aさんは2年前から、ご主人が夜勤の日は「残業」という理由で帰宅が遅くなる事が多くなり、やがてそれは毎日となった。
ある日、Aさんのご主人が夜勤明けで自宅に戻るとAさんの姿はなく、衣類や身の回りの小物がなくなっていた。
Aさんは、不倫相手と思われる男性と共に職場に退職届を出しており、駆け落ちしてしまったのだ。 -
Aさんの知人や職場、相手男性のアパートの管理人に聞き込みを続けるも、行方が掴める有力な手がかりはなかった。我々の経験上、こうした駆け落ちの場合、遠くに逃げている可能性が高いと思われた。
様々な機関に協力を要請する際に有効であるため、依頼主には警察にAさんの捜索願を出すよう指示。Aさんが契約している銀行には、Aさんが出金したら知らせてくれるよう要請した。銀行側はなかなか承諾してくれなかったが、依頼主と我々の必死の懇願に加え、捜索願の受理票が功を奏し、ようやく協力を得る事ができた。幾日か過ぎ、九州の支店から出金したことが判明。防犯カメラに写っていたAさんを確認した。
そこで、九州近辺のホテルや旅館等を、しらみつぶしに捜索。一方でマンションをあたっていたスタッフから、依頼人はAさんらしき人が最近入居したという情報が…。そしてついに、Aさんとの再会を果たした。 -
Aさんの不倫相手の男性はギャンブルに入れこみ、会社の資金にも手をつけていることが判明。しかも所帯持ちで、いわゆる「ダブル不倫」の関係だった。
運命的に出会ってしまった2人は、不実だとはわかっていながらも、人生のパートナーはもうお互い以外考えられなかったという。
Aさん達は、自分達がしたことの重大さ、どれだけいろんな人に迷惑をかけたのかを、しっかりと理解していた。しかも、逃げていても何も始まらない。
依頼主とAさんのご主人、そしてAさんは家族で話合いを重ね、離婚手続きや家のローン、仕事のこと等きっちり整理して、すべてが解決した。我々に依頼をされた当初は疲弊しきっていた依頼主とAさんのご主人の、すっきりした表情が印象的だった。
依頼主:60代男性
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依頼主は、とある企業の専務。
子会社に出向させている社長が、部下の女性と不倫をしているという。
子会社では社員全員がその事実を知っているが、当の本人達は気づいていない様子。
それが社内全体のモラルを著しく低下させる要因になっており、このまま放っておけないとなった。
そこで依頼主が取締役会議で討議した結果、不倫の証拠を掴み、彼らが言い訳できない状況に追い込む、という事に。 -
企業が社員の浮気調査を依頼してくる、というのはめずらしい。
ひとまず、弊社の尾行班をその子会社に向かわせることに。しかし困った事に、
その会社は田んぼの真ん中にぽつんと建っているような会社で、張り込むと非常に目立つ。それでもやるしかない。慎重に事を進めていく。
初日、尾行班4名が2台の車に分かれて尾行。2人はレストランで食事をしたものの、目立った動きはなかった。
ところが2日目、前日と同じ時間に退社した社長の様子がおかしい。かなり狭い路地に入ったり、異様に遅いスピードで走ったり…。尾行に気づかれたのか?緊張が走る中、尾行班の人員変更、車種の変更も考えたが、社長が何やら相当敏感になっているので、本日は尾行を解除。
その後も慎重に慎重を重ね尾行が続けられた。しかし、事態は思わぬ展開を見せる事となった。 -
社長が不倫のすべてを白状した。
ある日、社長はパソコンに向かい、何やら熱心に打ち込んでいた。社長が席を立った時、社員の一人が何気なくパソコンを見ると、不倫相手の女性との一部始終が打ち込まれていた。それをプリントし、依頼主に報告してきたのだ。
しかし、なぜそんな事を書面に残そうとしていたのか?社長は、異常なほど尾行を恐れていた。実は、不倫相手の女性の叔父に脅迫されていたらしい。不倫相手の女性は婚約しており、結納も既に納められていたが、社長の存在故に先方に破談を申し入れていた。破談にされた先方より結納金の三倍返しを要求され、それをすべて社長のせいだとひどく立腹した女性の家族は、損害賠償を請求していた。
再三の要求に応じない社長に対し、女性の叔父が「ヤクザを行かせる」と脅してきたのだった。そうなると会社にも迷惑がかかる…そう思った社長は不倫と脅迫の詳細を会社に知らせ、自らは辞職しようと考えていたらしい。
結果、「尾行されている」という観念が心理的に圧迫し、今回の行動に繋がった。
社長をクビにするのかと専務に問うと、以前は功績のあった者なので、クビにはせず部署を変えて降格させるという。少しほっとしたが、いずれにしても部下と上司、不倫の代償は高くつく。
依頼主:20代女性
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依頼人のご主人(以下Bさん)は、生後わずか10日で両親が離婚し、父親の方に引き取られたため母親の顔を知らない。
写真すら見たことがないという。離婚の理由も知らず、詳しい事情は一切聞かされていないとのことだった。
最近口癖のように「僕のお母さんってどんな人だろう」「生んでくれてありがとうと伝えたい」と言うBさんを見て、
どうしても会わせてあげたい、という依頼人。 -
調査にかかって2週間後、Bさんの実の母親の所在が判明した。しかし、Bさんは実の母親の住む家の目の前まで行ったのに、引き返してしまったという。
「生後10日で別れた実の息子が突然目の前に現れたら、今の生活に支障をきたすのではないか。」「31年間何の連絡もよこさないという事は、すでに実の息子だと思っていないのではないか。」そんなBさんの不安な想いを汲み取り、依頼人は第三者である我々が仲立ちすることを要望。早速、我々はBさんの実の母親の自宅に出向いた。 -
「実の息子さんが、あなたにとても会いたがっている。一言、生んでくれてありがとうと伝えたいと仰っている。」その旨を伝えたBさんの実の母親の反応は「そんな人は知らない。私は子供を生んでなどいない。」この一点張りだった。その代わり出てくるのは、Bさんの父親への恨みつらみ。どうやら、Bさんの父親は昔、相当女癖、酒癖が悪かったようだ。
しかし、Bさんの事に関しては知らぬ存ぜぬと言い張るのに、我々が聞きもしないBさんの父親への恨みつらみをあれこれ話すということは、生んだばかりのBさんと別れるのに相当つらい思いをしたに違いない。あまりにもつらいので、Bさんの存在を消し去り、生んでいないと思いこもうとしたのではないだろうか。我々はBさんの実の母親と会った一部始終を、依頼人に隠す事なく話した。
当初依頼人は、Bさんにどのように伝えれば良いか戸惑っておられた。Bさんにしてみたら、31年間想い続けてきた瞼の母。この事実をありのまま伝えるのはあまりに酷なので、傷つかないようやんわりと伝えてあげるのが良いだろうー。しかし、きっとBさんの「生んでくれてありがとう」という想いは十分に伝わっているはずだ。我々のアドバイスに、依頼人は納得してくれた。
「今回の事で、夫婦の絆がより深まったように思います。これからは自分たちの家族を今まで以上に大切にしていきます。」と語る依頼人が、今回の事を前向きに捉えてくれている事に安堵した。そんなお二人から、我々の方が元気をもらったように思えた。